製造工場や食品工場などでは水処理装置を導入しているところが多いと思いますが、装置のメンテナンスはどうされていますか?
今回は水処理装置のメンテナンス費用について、考えてみましょう。

安定的な稼働を続けるためには、水処理装置の定期的なメンテナンスは不可欠ですが、費用や作業の負担に悩まされることもあると思います。
そこで水処理装置のメンテナンス経験者がコスト削減のツボをご紹介致します。

水処理業界のプロが教える!水処理メンテナンスのコストダウンのツボ

水処理装置のメンテナンス費用を抑える方法

複雑なシステムになればなるほど、ある程度専門的な知識が必要になるため、内容が判らずメーカーにお任せする事が多くなります。
もちろんメーカーに直接依頼すれば確実なのですが、しかしこれではメンテナンス費の削減はなかなか望めません。

それではどうすればメンテナンス費の削減ができるのか?
そのツボをお教え致します。

①同業の他メーカーへの相談

同業のメーカーであれば技術やノウハウはありますから、まずはダメ元でこちらを当たってみましょう。
保証や責任を負うため受けてくれるかは五分五分ですが、受けてくれるなら最もラクにコストの比較ができます。
その際、金額だけの比較は危険。
出来るだけやることを項目分けしてもらって、抜け漏れがないかチェックしましょう。

項目として「作業頻度」「点検範囲」「点検項目」「保証内容」等々を表にして比較できるようにします。
例えば軟水装置の場合は、「イオン交換樹脂の保証期間」「再生塩のグレード」「再生塩の値段」「再生塩の補充頻度」「再生塩の補充量」「自動弁の故障時の対応」「納期」等々を明記して比較することが重要です。

仮に抜け漏れがあった場合、追加発注するとなると、余計に金額が上乗せされてしまい、コストダウンの意味がなくなってしまいます。

②メーカー協力会社の開拓

メーカー協力業者とは、メーカーから発注を受けて実際にメンテナンス作業を行う会社です。
しかし、必ずしも専業ではなく総合メンテナンス会社や設備会社であることも。
彼らの対応範囲であれば、部分的に発注することが可能です。
メーカーを仲介しない分、費用は削減でき、また小規模な会社であればフットワークが軽い場合もあるでしょう。

③汎用機の交換・メンテナンスは自前で行う

水処理装置で使われているポンプ・バルブ・流量計・計測器などは、汎用品を使用することが多いので、専門の会社ではなく配管業者さんなどでも交換・メンテナンスが可能です。
なんだったら自分たちでもできることが多いものです。

これだけでもコストダウンは大きいですし、自分たちで交換・メンテナンスができるとタイムリーに対応できます。
また納期のかかる在庫を自社で抱えることで、停止期間を最小限に抑えることが可能となります。

④メーカー系列ではない水処理会社へ相談

様々なメーカーを扱っている横断型の水処理会社もあります。
このような会社と関係を持つと互換可能な部品や材料が手に入ったり、試運転調整要員を派遣してくれたり便利です。
金額もリーズナブルなので相談してみて損はありません。

⑤元メーカーとの関係は切らない

以上、色々と書きましたが制御や設計数値など元メーカーが持つノウハウは貴重です。
コストダウンのためには、元メーカーに全てを委託するのは避けるべきですが、元メーカーには範囲を限定しつつも発注は途絶えさせず、
関係を続けておくことが肝要です。
うまくやりましょう!

最後に

当媒体コストダウンナビを運営している「アクアテクノシステムソリューションズ株式会社」は、様々なメーカーを扱っている水処理コストダウンカンパニーです。
「水道料金のコストダウン」「防災対策」「メンテナンスの省力化、効率化」などのご相談に対し、それぞれのお客様へベストソリューションをご提供いたします。

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当社では現在、水道代コストダウンシミュレーションを無料で作成しております。
自家水道システムを導入することで、現在の上水道代金からどれくらいのコストダウンが可能なのかを試算し、 レポートを作成いたします。
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