機械のメンテナンスを行うとき、機械メーカーから部品を取り寄せて
できるだけ自分たちで交換を行うことはコストダウンの基本中の基本です。

特に汎用のポンプや自動バルブ、試薬などは交換も容易で
毎回メーカーに交換やメンテを発注していてはコストがかかりすぎてしまいます。

これは車のメンテナンスにも同じことが言えます。

メーカーの推奨通りに計画的に予算を取って、メーカーメンテを
行えば理想ではありますが、現実問題として、全てをそれで賄うほどゆとりが無いのが普通です。

そこで、簡単なものはメーカーから部品を買って自分で交換するのですが、
その時には必ずメーカーのアドバイスを一度は仰ぎましょう。

そのためにも、常日頃からメーカーとの人間関係は重要です。

機械いじりの得意な方は、分解すれば大体の仕組みが理解できて、
サクッと作業していきますが、やはり必ず図面はお願いして入手しておくこと。

そして「作業前に」不明点があれば必ずメーカーに問い合せておくことです。

例えば、取り外しの仕方、必要な工具や治具、注油の方法とか場所、部品の取り付け方向や順番、
取り替えるべきガスケットや消耗部品、壊れやすい部品など。

以前、弊社の仕事でラインポンプのモーターに付いている端子ボックスが遠いので、
ポンプとモーターをばらして向きを変えていいか問い合わせたことがありました。

すると、確かにモーターとポンプをばらせば向きを変えることはできるのですが、
それをやると、冷却ファンの風向が変わってモーターの寿命が縮むとの回答でした。

危うく、お客様の設備を悪化させてしまい兼ねない提案を行う所でしたが、
これは自営作業が悪いのではなく、機器の理解が足りないままの施工を行う
事に問題があるのだと思います。

そのためには、メーカーと密に連絡が取れて、メーカーと同じ目線で
技術が理解できる事が重要だと思います。

水処理会社は、機器メーカーと技術的なコミュニケーションを日常的に取っていますので、
責任を持って施工できます。

ご自身で施工するのが不安な時は、是非ご相談ください。

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