定期メンテナンスや日常管理を行っていると、設備の使用状況は必ずしも一定では無いことが分かります。

工場なら生産設備の増設や移設、撤去、
ビルであればテナント稼働状況の変化、用途の変更など、その状況は様々です。

しかし、例えば受水槽ひとつ取っても、たいていは建設当時のままで、
都度々々変更するような事はまずありません。

建設して20年ほど経つと更新の話が出てきますが、
建設会社は基本的に竣工図を元に同様の設備を入れ替える計画をします。

建設会社は多額の費用がかかる設備の更新工事の際、キチンとした根拠のある見積を作ろうとしますから、
施主の指定がない限り、当然過去の実績を踏襲します。

しかし、メンテナンス会社に検討させれば、日々の使用状況や将来的な使用方針なども熟知しています。
そのため、設備費や維持管理費がコストダウンできる方向に話が進むことも多いのです。

また、他で遊休となっている設備を整備して移設することで、遊休設備が蘇えるケースもありますし、
普段から設備上の課題や改善を意識しているメンテナンス会社にとって、
これはまたとない「改善のチャンス!」でもあるのです。
過去踏襲なんて勿体ない!

例えば、遊休設備のプレート熱交換器を、中身のプレートを増やすだけで能力アップさせ移設して復活する事ができます。
また、普段からスケールに悩んでいた工場の冷却塔であれば、
更新時に密閉型に変更することで、リスクが激減します。

いずれも実際に必要な熱量を、実際の使用状況から判断できますから、安く確実な更新が実現するのです。

また受水槽の更新も、同じメーカーで検討せずに設置場所や使用水量、防災の観点から
小型化、大型化、仕様変更等を考慮すれば、より良い設備になります。

せっかくの大きな更新の機会ですから、一度、メンテナンス会社に声をかけると、いいアイデアにつながりますよ。

水のコストダウン省エネメンテナンスなど水処理のプロが簡単診断

Pocket