水処理と切っても切れない衛生管理

水処理と非常に馴染みが深いのは衛生管理の世界。
飲料水や洗浄水、プール、温浴施設、噴水に空調設備など、実は幅広く水処理が関わってきます。「水」は体に直接触れたり体内に摂取するものなので、衛生管理が必須なのは当然ですね。

ひと口に衛生管理といっても一筋縄ではいかないもので、高価な装置がや良い薬品があったとしても、実際にそれを管理するのはお客様になります。
飲食店であれば板前さん、フィットネスクラブであればインストラクターさん、他にもビルのメンテナンス会社のスタッフさんが行うこともあれば設備課、工務課、総務課の方など、そのほとんどのユーザーの方が、衛生工学を専門では学んでいない方々です。

日常の衛生管理はユーザー様

水処理会社は、メンテナンスやコンサルタントの立ち位置で関わりますが、費用面や日々の管理を請け負うことはあまりありません。あくまでも、お客様主体の衛生管理、水質管理が一般的です。
例えば、飲食店なら飲料水の塩素濃度管理、スポーツ施設ならプールの塩素濃度管理や濁りの管理、ビル空調なら冷却塔のレジオネラ対策やスケール防止など。

いずれも法定の水質検査を行った上で、毎日の薬品注入量や残留塩素濃度を測定し記録します。

水処理会社は”仕組み”を提供する

水処理会社としては「この商品を買ってくれれば大丈夫」「この薬品なら問題ない」などとお墨付きを与える訳にはいきません。
どんなに高級車を買っても運転の仕方が悪ければ事故になるのと同じだからです。

しかしながら、結果が悪いと「貴社の薬品が効かないんじゃないの?」「装置の性能が悪いかもしれない」「使い方が分かりづらい」とご指摘されるお客様も少なからずいらっしゃいます。

そのような事にならないために、水処理会社は商品を売るだけでなく「結果を出すための仕組み」をユーザー様に定着させることが、重要な仕事と考えています。

日常管理項目のリストアップ
基準値とイレギュラー時の連絡体制やお客様対応、
メンテナンスの頻度と予算など…

このようなことをお客様と話し合って、費用対効果の高い実効的な計画を作ります。

ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)やHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point:ハサップ)、保健所の立入検査なども決してお墨付きを与えているわけではなく、衛生管理を行うための仕組みができていて、正しく運用されているかを評価しているのです。

なお、真面目なお客様にありがちですが、イレギュラーを起こしたときに犯人探しを行うと、隠蔽につながり正しく仕組みが運用できなくなりますので、逆効果です。
可能な限り、再発防止策を前向きに検討できる雰囲気が必要です。
また、最近はネット社会になり、イレギュラーを許さない風潮がよく見られますが、本当に良かれと思うなら、ある程度は関係者に任せて見守っていただきたいものです。

水を中心としたコストダウンと省力化と防災対策

定期メンテナンスやに衛生管理体制に困ったら

定期的なメンテナンスを行えば課題も見えてきて、日常管理のブラッシュアップにもつながります。「衛生管理」や「手間の削減」、「コストの見直し」等のご相談も、是非、水処理会社にお任せ下さい。

お問い合わせ、ご相談は下記よりお気軽にどうぞ。

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