BCP対策について
- ミズカラ株式会社のBCP対策は、どの様なラインナップがありますか?
- ミズカラ株式会社では、地下水(井戸)や貯水槽を活用する事で、万が一の緊急事態の際にも、病院や工場など、飲用水や工業用水が必要な企業様の活動を継続できる仕組みづくりを致します。もし井戸を掘削できない、貯水槽を増設する場所がないお客様でも、緊急時に飲料水を車で配水する契約を結ぶことも可能です。
- BCP対策を導入するメリットは何ですか?
- 病院や工場の継続性が高まることはもちろんのこと、地下水や工業用水を活用して水道料金を下げる事も可能です。 また災害拠点病院では、厚生労働省からの指定要件で、「災害時に少なくとも 3 日分の病院の機能を維持するための水を確保すること。」と明記されています。その場合は補助金の取得も可能です。
- BCP対策を依頼した場合の初期費用は?
- 大まかな予算や設置場所のご提案は無料です。具体的に検討するとなった場合には図面や配管施工図といった設計料が約50万円必要となります。設置費用として、初期投資が4,000万円(日量100m3の井戸の場合)ほど必要ですが、初期費用不要のオンサイト方式もご提案できます。
自家水道システムについて
- 自家水道システム導入のメリットは?
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- ①上水道料金の削減
- ②水源の確保(防災対策、BCP)
- ③防災時の近隣地域への水供給(地域貢献)
- ④水質の向上
- ⑤メンテナンスのアウトソーシング(省力化)
などのメリットがあります。
- 役所への届け出は必要?
- 届け出(相談先)として、一般的には、 ①保健所(飲料の場合)、 ②環境局(井戸掘削可否)、 ③水道局(上水配管工事、下水道申請) となります。 飲料水として使用する場合は、管轄の保健所へ「専用水道」を申請致します。 また、下水道料金は従来通り支払うため、下水道局への課金届出、及び事前に水道局に確認致します。 なお提出書類の作成や折衝などは、全て当社で代行致しますので、ご安心ください。
- 上水道は全く使用しなくなるの?
- 現在ご使用の上水道は、約95%程度井水へ切り替えます。 技術的には100%切り替えることも可能ですが、点検や修繕時にプラントを停止させている際の断水を防ぐため、上水道も使用できるように残しておきます。 また同時に、道配管の滞留水を防ぎ赤水(錆水)が発生しないよう、一日一回は必ず上水道が流れるように制御する必要があるため、上水道も使用できるよう設計いたします。水源を2つ持つようなイメージです。
- 供給される水は、飲料水として使用できるの?
- ご使用いただけます。水質基準を順守した水をご提供し、保健所に専用水道として届けますので、飲料水として使用可能です。 毎月の法定水質検査も実施いたします。
- 飲料水以外の用途で使いたい場合は?
- 純水、超純水など、使用用途に合わせた水質で供給することが可能です。 使用用途はご相談ください。
- 余剰工業用水を飲料水化することはできる?
- 規制がある地域もございますが、工業用水を適切に処理することで、飲料水として使用することは可能です。 工業用水は上水道と比較して非常に安価なため、水道料金の大幅なコストダウンが見込めます。
- プラントの設置スペースは?
- 使用水量によりプラントの大きさは変わりますが、だいたい駐車場で5~6台分くらいです。 また設置個所は一カ所ではなく、空いているスペースに分けて置くことも可能です。
- 自家水道システムの導入にデメリットはないの?
- デメリットはありませんが、契約時にお客様にお約束していただくことが3点ございます。
- ① 毎月の最低使用水量(月間平均使用量の80%程度を基本契約水量とします)を定めます。
- ② 契約年数(5~15年。一般的には10年契約)を定めます。
- ③ プラント設置場所(お客様の所有地)を契約期間中、無償でお貸しいただきます。
- 基本契約水量(最低使用水量)とは?
- 事前にお客様からヒアリングさせていただいた1年間のご使用水量の80%程度を、基本契約水量として設定致します。 ご契約期間中は、ご使用水量が基本契約水量に満たない場合でも、契約水量分の料金はお支払い頂く事となります。 但し、万が一当社の責任において自家水道が使用できなかった場合(プラントの緊急停止など)は、この限りではございません。
- 契約期間はどのくらい?
- 一般的には10年でご契約いただきますが、3年~15年まで選択が可能ですのでご相談ください。 期間は選んで頂く事が可能ですが、相対的に契約単価が変動致します。
- 契約期間終了後はどうなるのか?
- 大きく分けて3つの選択がございます。
- ①プラントを撤去する(費用は当社が負担致します)。
- ②再契約(初回契約単価の7割程度の料金で再契約となります)。
- ③お客様によるプラント設備の買取(残存簿価を算出し、プラントをお買取り頂く)。
なお、②を選択されるお客様が最も多いです。
- 給水開始までの期間は?
- ご注文を頂いてから給水開始まで、工事やプラント制作・行政申請などを合わせて約4か月要します。 内訳といたしましては、井戸工事がある場合は井戸工事に1か月間、その後に保健所の申請で1か月間、機械の手配が1か月間、機械の設置工事が2週間、水質分析期間が2週間の合計4か月となります。
- プラント稼働時の騒音は?
- モーターポンプの音程度であり、気になるものではございません。 歩道における走行車両の音程度が目安になります。
- プラントの耐用年数は?
- 法定耐用年数は10~12年となります。導入するお客様の業種によって変わります。 なお毎月のメンテナンス、各種消耗品の交換、部材交換などを実施することで20年以上、ご使用頂く事が可能です。
- プラントの故障時はどうなるのか?
- 故障や異常が発生した場合は、自動的にプラントが停止し、上水道が入るように制御されています。 そのため、プラントの故障による渇水(断水)が起こることはありません。 またプラントには遠隔監視システムを搭載しており、24時間365日プラントの挙動を監視しています。 万が一、故障発生の場合には、当社メンテナンス担当の携帯端末まで自動的に警報が発報されますので、緊急対応が必要な場合は当社で迅速に対応いたします。
- メンテナンスの体制はどうなっているのか?
- 定期的に(一般的には毎月)、当社メンテナンス担当者が訪問し、点検と水質分析を実施致します。 さらに、機器状況のチェックや薬品の補充、採水等を行い、報告書と水質検査結果書を毎月提出致します。
- 緊急対応はどうなっているのか?
- 遠隔監視システムより自動発報された警報を受け取ったメンテナンス担当者が、電話での状況確認、訪問対応等、状況に応じて速やかに対応致します。
- 自家水道を検討している場合、どのような情報が必要?
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- ①お客様の施設の所在地…その地域の上水道代金・予想水質・井戸規制等をお調べいたします。
- ②処理水の利用用途…用途に合わせてプラントを選定致します。
- ③使用水量…月ごとの使用水量と1年分の使用水量が分かれば、プラントの大きさを決めることが可能です。
- ④既存受水槽容量…大きさがわからない場合は、有無や個数でも構いません。
- 導入の目安は?(コストダウンが目的の場合)
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- ①月間の使用水量が3,000m3以上
- ②上水道単価が300円以上
- ③月間の上水道代金が60万円以上
上記に当てはまるものがあれば、コストメリットが出やすいと予想できます。 なお、コストダウンの他、「防災(断水、渇水)対策」や「水質向上」、「メンテナンスの効率化」などの目的にも対応可能です。是非ご相談ください。
- 使用水量月間3,000m3の目安は?
- 病院・ホテルですと200床・200室が目安になります 工場ですと、100人以上が勤務されていらっしゃる工場でしたら、水道使用量3,000m3が見込めます。
- 下水道料金はどうなるの?
- 当社の井水プラントは上水道のコスト削減を行うものであるため、下水道代金は変わりません。 下水道局に井戸を使用することを申請し、従来通り下水道料金をお支払いいただきます。
- 水道の基本料金はどうなるのか?
- 基本料金は残ります。 基本料金の中には数m3の使用量も含まれており、1日1回水道を使用しますので基本料金だけが残るイメージです。
- 月3,000m3の使用量で年間のコストメリットは?
- およそ年間で100~300万円(10%~30%程度)のコスト削減が目安になります。
井戸について
- 井戸には規制はないのか?
- 各地域によって規制が異なりますが、規制の範囲内であれば井戸を掘ることは許可されています。 規制の有無については、当社にて調査致します。
- 井戸を掘ることで地盤沈下は起きないか?
- 地盤沈下は圧縮性の大きな軟弱な地層から地下水を汲み上げることによる、水位の低下が非常に大きい場合に起こります。 当社は規制に従い井戸の深度や取水量、取水方法を検討した上で掘削、取水しますので地盤沈下の危険性は全くございません。
- 井戸を掘れば必ず水は出るのか?
- 協力会社である井戸調査会社へ調査を依頼し、水質・水量を予想し掘削の可否を調査の上、実施致します。
- もし掘削を行い水が出なかった場合はどうなるのか?
- 当社の責任・費用負担で現状復帰致します。
- 雨で水が濁ったり汚染されたりしないのか?
- 深井戸(100m以深)から揚水するため雨水での濁り、汚染の心配はありません。
オンサイト方式について
- オンサイト方式とは?
- 導入した設備は当社が所有し、お客様が実際に使用した水量に応じて㎥あたりの単価で算出した使用料金をお支払いいただく方式です。
当社が扱うオンサイト方式による販売方式は、
- 1.当社が金融機関より資金調達し、工事資金をご提供しますので、お客様による金融負担はありません。
- 2.お支払いは使用水量による従量料金のみ。固定費が発生せず、完全オフバランスが実現できます。
- 3.当社はお客様に対して、システム導入によるコスト削減額を保証いたします。
- 4.設備は当社の保有となり、性能保証を行い、保守メンテナンスの責任も当社が負います。