修理や更新の際、全てを業者に任せれば勿論確実ですが、どうしても金額はアップします。
もしご自身の会社が機械商社と付き合いがあれば、一度会っておくと良いです。
機械商社は技術的な知識はメーカーほどありませんが、多数のメーカーと取引がありモノが安く購入できます。
また仮に取引がなくても業界の横のつながりを使って取り寄せてくれます。
機械商社を知っていれば、作業だけを頼んで機械を「物品支給」とすれば、諸経費を節約できるのです。
高価な機械であればあるほどトクだということです。
ただし、先程も述べましたが機械商社は技術的な件に関してはメーカーに聞いてはくれますが責任はありません。
ですので発注者側で間違いのない様に手配しなければなりません。
今回はその場合の注意点をご紹介します。
①機械の銘板を読む
機械の銘板には
・メーカー名
・型式、型番
・製造番号、シリアル番号
・製造年月
・電源種別、消費電力
・性能(例えば流量、耐圧、冷凍能力)
等々、重要な情報が満載です。
見にくいときもありますが頑張って全部読みましょう。見落としや間違いがあるとメーカーも回答が出来ず二度手間になりますのでしっかりと。
図面があればそれも良いですが、途中で入れ替えられている可能性もありますので、やっぱり実物確認が一番です。
②銘板は「機械の」銘板を読む
ポンプやブロワーなどモーターを伴う機械の場合、モーターの銘板を機械の銘板と間違えて読んでしまう間違いもよくあります。
モーターメーカーの銘板ではなく機械メーカーの銘板を読んで下さい。機械の能力が書いてある銘板ならば大丈夫。
③モデルチェンジをチェック
銘板を読んだら機械商社に見積を取ります。モデルチェンジになった場合は新旧両方の図面を取り寄せて適応可能か検討します。
・大きさは変わらないか
・アンカーボルト位置は?
・配管の取り合いや口径は?
・配管の寸法や面間は?
・電気容量は変わらないか?
特に最近は高効率モーターへモデルチェンジされ電気容量がアップしますので、動力盤の改造(サーマル、ブレーカー交換)が必要な場合があります。ご注意を。
④工事業者と打合せ
支給品が決まったらまずは
・外観図
・電気接続図
・仕様書
を、メーカーから取り寄せてまとめ、工事業者を呼びます。
物の購入だけでもややこしいですが、工事となると更に多くの判断が必要です。
工事は様々な職別専門業者とパイプを持ち、経験も豊富な水処理会社にご相談下さい。